Leica Monochrom CCD

最近、Leica Monochrom CCD を手に入れてしまいました。

今では、M10 Monochrom が販売されているにも関わらず何故今頃になって2世代前の旧製品を買ったのかと言うと、未使用品でメーカー保証有りなのと、CCDと言うこともあり思わず購入してしまいました。

Monhochromと言うだけに、白黒の写真しか撮れないという変わったデジタルカメラですが、実際にどんな価値がここに秘められているのかと言いますと、センサーに通常のデジタルカメラに有るカラーフィルターが無い為に、その分光を多く取り込める事ができ、より滲みのない画像が撮れる事で画素数が少ないのにも関わらず、解像感を得る事ができます。分かりやすく言うと、文字などを撮影した時に、カラーデジタルカメラをモノクロ変換したものは水墨画の様な滲み(文字がぼやけた感じ)が出てきますが、モノクロ専用機で撮影した写真は線が滲まずしっかりと文字を確認する事ができます。

実際には写真にこの様な解像感が必要か否かは人それぞれの好みによりますが、このカメラを使う事でレンズの性能を素直に描写する為、オールドレンズなどを使った時には、その味わいがより良く感じる事が出来ます。

モノクロのみのカメラですが、とても味わい深い唯一無二のこのカメラを暫くの間使っていきたいと思います。

 

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カメラ: Leica M Monochrom CCD

レンズ: Apo Summicron 50mm

jpeg未加工